カレンダーを新聞で取り上げて下さいました

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9月16日より販売を開始した協議会チャリティーカレンダー『ながさきの地域ねこ 2012』ですが、ありがたいことに、3つの新聞社さんが取材してくださり、先週から今週にかけて記事にしていただきました。

毎日新聞では、九州各県および山口県版に掲載していただいたことから、約80件のカレンダーに関するお問い合わせをいただき、約130部をご購入いただけることになりました。長崎県内(のまたごく一部)で自分たちで売って歩くのでは絶対に届けられない方々に、カレンダーのこと、また地域ねこ活動のことを知っていただく機会ができたことは、本当にありがたく思っています。購入して下さったみなさまにも感謝申し上げます。

また、西日本新聞の記者の方には長時間取材をしていただき、ていねいな記事を載せて下さいました。

 飼い主はいないが一定の地域に住み着き住民やボランティアに世話をされている「地域ネコ」の保護活動に取り組んでいる県地域猫活動連絡協議会が、地域ネコの写真を使った2012年のカレンダーを作成した。1部千円で、収益はネコの避妊・去勢手術の費用に使われる。

 連絡協は県内の動物保護団体などが、「ネコと人間が共生する社会の実現」を目指して2010年5月に発足した。

 野良ネコの多い長崎では、ふん尿やごみあさりなどの被害に悩む人も少なくない。一方で、個人の負担でエサやりや清掃に取り組む人もいる。

 連絡協では単に野良ネコを保護するのではなく、ネコ用トイレの設置やエサやり、避妊・去勢手術など、地域でネコを守ることに住民の理解を求め、結果的に少しずつ頭数を減らしていく長期的な活動を促している。

 来年のカレンダーには、路上で昼寝やあくびをしたり、桜の木に登ったりと、連絡協のメンバーが撮影したネコたちのかわいらしい表情が並ぶ。避妊・去勢手術が済んでいることを示すため右耳に小さな切り込みが入った姿も印象的だ。

 カレンダー作成は昨年に続き2回目で、前回は500部を売り上げ、収益で5匹が避妊・去勢手術を受けたという。

 連絡協は「被害に困っている人、ネコをかわいがりたい人の双方に役立てるため、活動の趣旨に賛同してもらえればうれしい」としている。

 カレンダーは長崎市東古川町のカフェ豆ちゃん、同市江戸町のネコカフェ「猫家 ふく福」などで販売中。

=2011/10/21付 西日本新聞朝刊=

単純にノラねこを大事に保護するというだけではなく、ねこに困っているひと・ねこをかわいがるひと、どちらにとっても──そしてもちろん外で暮らすねこたちにとっても──住みやすい環境をつくるための「地域ねこ活動」という主旨を、こうして記事の形にして下さったことは、ある意味非常に画期的なことだと思います。ひとりでも多くの方の目にとまり、記憶のどこかに留まってくれればと願います。