ながさき地域ねこ活動支援ネットワークについて

 ながさき地域ねこ活動支援ネットワークは、旧・長崎県地域猫活動連絡協議会を引き継ぐかたちで、2017年10月20日に設立されました。

 前身となる旧・長崎県地域猫活動連絡協議会(以下、旧協議会)は、長崎県内で地域ねこ活動に取り組むグループと、それをサポートするボランティア団体、さらには行政や獣医師・獣医師会などとの連携・協力を図るため、2010年5月15日に発足しました。その当時は「地域ねこ」ということば自体ほとんど認知されておらず、手探りでめいめいの地域で活動を行なっている状況で、それをボランティアがサポートしながら、少しずつ経験と実績、そしてノウハウを積み重ねてきました。

 旧協議会は当初、地域ねこ活動現場の数を増やしながら、各地域ねこ活動グループが主体的に協力し合い、経験や知識を交換し合う〈場〉となることをめざしていました。しかしながら、それぞれの活動グループは日々の現場でのお世話やクレーム対応に追われ、とてもではないが集まって助け合う主体になる余裕はないのが実情です。結果として、孤軍奮闘になりがちな地域ねこ活動現場をボランティア団体が支援する体制が次第にできあがってきました。それぞれの地域の経験や知識は、いったんボランティアにフィードバックされ、それを必要に応じて他の地域の参考に供することで、各活動グループを間接的につなぎ合う、というふうに旧協議会の活動形態が変わってきたのです。

 こうした活動形態の変化を踏まえ、ボランティアが結着剤となって各活動グループをつなぎ合う〈ネットワーク〉的な組織のあり方をより明確にするため、旧協議会は「ながさき地域ねこ活動支援ネットワーク」へと衣替えすることとなりました。そして活動目的も、単純に現場の数を増やすことではなく、それぞれの現場で起こる問題を試行錯誤しながら一つ一つ解決していくためのサポートに重心を移すこととしました。

 新しい会則では、次のような理念を前文に掲げています。

所有者のいない外ねこを管理することで、ねこを穏やかに見守りつつ地域環境の改善も図ろうとする「地域ねこ活動」は、徐々に市民権を獲得しつつあります。一方で、活動を始めようとする際にも、活動を続けていく間にも、数え切れないほどの問題が生まれては立ちはだかり、活動に携わるひとびとは何度も挫けそうになります。

「ながさき地域ねこ活動支援ネットワーク」は、地域ねこ活動に関わるさまざまなひとびとを結び合い、助け合い、知恵を出し合うことで、立ちはだかる困難を乗り越え、活動を少しでも長く継続させていこうと立ち上げられました。

地域のなかで人間とねこが共生できる社会、ひとにもねこにも優しい社会の実現のために、わたしたちは手を取り合って前に進みたいと願います。

 地域ねこ活動は、平均で5年、長ければ10年以上に及ぶ外ねこの一生を見守り続ける、息の長い活動です。そのあいだに何度も最期を看取りながら、少しずつ外ねこたちの肩身を広げ、暮らしを穏やかにし、あわせて地域の環境も改善していく。そんな最前線をサポートできるネットワークを、これからもっと密にしていくために、わたしたちは歩みを続けたいと考えています。