平和公園地域猫便り・・・ゲンコツ捕獲【転載】

平和公園地域猫の会さんより転載です。

公園猫の不妊・去勢は県の獣医師会のボランティアで、毎年度に頭数の制限があるものの無料でおこなってもらえる。書類提出など面倒だがありがたいことです。

昨年度は、空いてる枠を全部あててくださったので、どうしても捕まらないチビを残してメスの全部を手術できました。おかげで、純粋に増えた子猫はチビの子一頭のみです。

今年度はオスの番で、終了!と思っていたら 心無い人による犯罪、遺棄の発生で、数が合わなくなってしまいました。

現在チビのほかに手ごわいオスが残ってますが、ゲンコツもそのうちの一頭でした。

我々は、捕獲器でなく一般的なゲージを使っています。ボンコはまずは馴れてもらうため 何度も何度もゲージを運んで中にご飯をいれ、手術済みの子に自由に出入りさせて、恐怖感を取り除く作業をしました。

そうしてるうちに、いつも遠くで離れて食べていたゲンコツが近づいてきたのです。ボンコはしらんぷりして、他の子にご飯を与えます。中にはマタタビもまいていますので、近寄るとさいご どれどれと中を覗き込みゲンコツがゆっくりとした足取りで入っていきます。おしりまでスッポリ入ってから静かに扉を閉めてカギをかけて、やったぁ!

急いでかたづけをして、中でバタバタ暴れるゲンコツをなだめつつ電話で仲間に連絡、空きのある指定獣医さんに予約をとってもらってタクシーで連れて行く。この日はボンコのみだったので、洗濯ネットに入れる作業ができません。一番近くて作業のいらない獣医さんのところへ。500円ですんだけどタクシー代は自腹です。どなたか送迎のボランティアになってくださいませんか?

夕刻、迎えに行って麻酔から覚める時間を確認してゲンコツを元いた付近に放す。足取りがしっかりしてるか見届けてほんとうの活動終了です。こんな苦労をしてるなんて、遺棄する人は考えてくれないんだろうなぁ。アイタタタ・・・・ボンコは腰で病院に通ってます。